明石家さんまの名言「生きてるだけで丸儲け」に学ぶ、自己受容の大切さとは

ありのままの自分を受け入れるのは難しいもの。
なぜならあなたは自分が完璧じゃない事を嫌というほど知っているからです。
そしてその不完全さを何とか改善しようと努力しようとしているのは何を隠そうあなた自身。
しかし、自分をありのままを受け入れることが幸せな人生を送る上でのコツなのです。
この記事ではありのままの自分を受け入れる自己受容の重要性と自分自身を受け入れる方法をご紹介します。

不完全さと自己肯定感の欠如

人は完璧ではありえない。
人は誤り易い、不完全な存在です。
不完全な存在だからこそ、自分の行動や特性を変えたり改善する事を努力するのです。
努力する事自体はよいことです!
しかし、度が過ぎると不完全な自分を許せなくなります。
これが自己肯定感の欠如といわれるもの。
自己肯定感の欠如は精神的な不安定をもたらし、自分に自信がもてないため
結果として他者に対して依存するようになります。

自分を構成するもの

前述の通り、自分の不完全さを受け入れなければ自己肯定感の欠如をもたらし
精神的な不安定さや他者依存を引き起こします。
では、どのようにすれが自分の不完全さを受け入れられるのでしょうか?
下図をご覧ください。
黒線で表されている大きな人型は
「あなたに関して評価することができる、想定できるあらゆる事の総体」
です。
これをビック「I」と呼ぶことにします。
一方ビック「I」の中にある赤色、青色、黄色、オレンジの人型は
「あなたに関して評価することができる、思いつく限りのあらゆる事柄」
です。
これをスモール「i」と呼ぶことにします。

ビック「I」/スモール「i」(Lazarus,1977をアレンジ)

スモール「i」は例えば
容姿、学歴、年収、国籍、性別から
パートナーがいる、浮気をしている、足が速い、暴力をふるう、同性に優しい、等など
無数にあります。

自己評価で犯しがちな間違い

自己の総体であるビッグ 「I」は無数のスモール「i」で構成されています。
自己及び他者を評価する際、我々はこのスモール「i」の1つか2つを取り上げて、
自己の総体であるビッグ「I」を評価しがちです。
例えば会社での地位が高く会社に多大な貢献をしている事でその人の総体を「良い」と評価します。
しかし、一方でこの人は自分の子供やパートナーに毎日暴力をふるっているとします。
さて、この人の総体は「良い」人といえるのでしょうか?
答えはNOですね。
逆のケースもあります。
会社の中で失敗ばかりしているお父さんがいます。
しかしある時海でおぼれかけている人を救助した。
さて、この場合はその人の総体は「悪い」人とはとても言えない。
つまりスモール「i」 だけでビッグ「I」は評価できないのです。

ではどのように自分自身を評価すればよいのか?

ではどのように自分自身を評価すればよいのでしょうか?
それは
「自分の行動やその行動の結果(スモール「i」)をもって、自分自身全体(ビッグ「I」)
を良し悪しを評価しない」

のです。
思い通りの会社で就職できなかった
よい給料が得られない
理想の結婚相手が見つからない
仕事で失敗した
試験で赤点を取った
このようなスモール「i」をもって、
だから自分は価値がない
なんて思わない事。
これが一番大事な事なのです。

明石家さんまの名言
「生きているだけで丸儲け」
という言葉がありますが、
まさに自分自身全体(ビック「I」)を評価する時には
このような態度が必要なのです。

どんなに失敗したり、まずい行動を起こそうが、生きているという
その事自体に価値がある

このように考える事で人は自分を受け入れられるようになるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?
自分の様々な属性や行動によって、自分は悪い人と、自分全体を
評価する事なく、自分という存在自体は慈しみ、大事にしていく事。
それば自己受容の第一歩であり、幸せになる道なのです。
是非その一歩を皆さんも踏み出してみませんか。


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