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「いやな自分」を今すぐ変えたい!!人の手を借りずに自らを変える事ができるREBTとは?
ある時は将来の恐怖に苛まれ積極的な行動を躊躇し、
またある時は社会の不公平に怒り他人に八つ当たり。
本当の私は、もっと積極的で、もっと心が広く
他人に優しい人間なはずなのに……
こんな「いやな自分」を変えたい!
この気持ちは多く人が持つ共通の願いです。
コーチングやカウンセリングを受けた方、
自己啓発本を熱心に読み漁り、書かれている
ノウハウを試した方もいるでしょう。
そこで質問です。
果たしてあなたは「いやな自分」を変えることができたでしょうか?
もし、あなたの答えがNOであるならこの先を読み進めてみてください。
なぜ「いやな自分」を変えられないのか?
そして、
どうすれば「いやな自分」を変えられるのか?
が記載されています。
また今回「いやな自分」を変える方法としてご紹介したREBTは自分ひとりで
進められる手法です。
またこのサイトでは初めての方でもわかりやすいように実際の例を可能な限り
記載しました。
参考にしてみてください。
このサイトがあなたの中の「いやな自分」を変える一助になれば幸いです。
間違いその①「いやな自分」の原因を自分の過去や内面に求める
精神分析をはじめ、多くの手法で見られることが、この「いやな自分」の原因を自分の過去や内面に求める
というものです。
親が自分に対して行った仕打ちやしつけ、トラウマが今の「いやな自分」を創り出したと分析した所で一体
なんになるのでしょうか?
例えば、このように考えてみてください。
あなたはある日、熱が40度でたので不安になりました。
不安になったあなたは病院に行ったら、お医者様から
インフルエンザと診断され、原因がわかってあなたの
不安な気持ちは少しは落ち着くはずです。
しかし、インフルエンザはそれだけでは治りません。
適切な処置が必要となります。
きちんと処方した薬を飲み、しばらく安静にしておくのです。
これと同じように「いやな自分」の原因を自分の内面
や過去に求めてもなんの解決にもならないのです。
「いやな自分」が存在しているのは今、この時。
したがって、「いやな自分」を変えるのは今、この時に現実的な対処が必要となるのです。
間違いその②周囲の環境や他人を変えようとする
これは、「いやな自分」になってしまっているのは、周囲の環境のせいであるという考えです。
自分の評価が悪いのは上司が見る目がないからだ、
配偶者と喧嘩してしまうのは、配偶者が私を理解しようとしないからだ、等など
そこで、あなたは何とか上司や配偶者の考えを変えてやろうと、ある時は説得を試み、ある時は歓心を
得ようとして行動を起こします。
これらの行動は一時的に成功するかもしれません。
しかし、残念ながら永続する事はないのです。
なぜなら人は他人を変えることはできないからです。
自分を変えるのは自分自身でしかなく、あなたは他人を変えることはできないのです。
間違いその③感情を変えようとする
恐怖、怒り、嫉妬等のネガティブな感情をポジティブな感情にしようとすること、
あるいはそれらネガティブな感情を感じなくする行為がこれにあたります。
しかし、ネガティブな感情をポジティブにすることも、ネガティブな感情をなくすことも不可能です。
なぜなら感情は生存していくために必要なものだからです。
もし、私達に恐怖心がなければ、危険を冒し、命を落とすでしょう。
もし、私達に怒りがなければ、他人に言いなりになり、自分の利益は損なわれる事になりかねません。
そして、恐怖心を喜びにいくら変えようとしても、恐れている自分が本当の自分なのです。
ネガティブな感情をポジティブに変えることは事実を捻じ曲げる事です。
事実を捻じ曲げているという事を知っているのは正に自分自身。
人は自分を偽る事はできないのです。
「いやな自分」を変えるREBTとは
前述の通り、
- 自分の過去
- 周囲の環境や他人
- 自分の感情
これらは変えることができません。
ではどのようにして「いやな自分」を変えられるのでしょう?
紀元一世紀のストア派の学者、エピクテートスは
「人はものごとによって混乱させられるのではなく、その受け取り方によって混乱するのである」
といっています。
この言葉を基本理念として、のちに「20世紀最も影響力がある心理療法家」の第2位に選出された
アルバート・エリスによって創始された心理療法がREBT(Rational Emotive Behavior Therapy)に
「いやな自分」を変えるヒントが隠されているのです。
REBTの主要な考え
心理的健康を目指すREBTには3つの主要な考え方があります。
- 不健康な感情や自滅的な行動の原因となっているのは、不快な出来事ではなく、出来事に関連するビリーフ(信念)
である。 - ビリーフ(信念)の形式には過去の体験が関わっているが、それは問題ではない。
問題は今も過去の体験を引きずっている事である。 - ビリーフ(信念)を修正することは容易ではないが、繰り返し論駁(反論)する努力を重ねる事で可能になり、
長期的に不健康な感情や自滅的な行動を克服できる。
つまり自分のビリーフ(信念)に繰り返し反論することで不健康な感情や自滅的な行動を改善するのがREBTなのです。
REBTの実践方法
REBTでは不健康な感情や自滅的行動を起こさせるビリーフ(信念)を扱い、そのビリーフを
何度も反論する事で、ビリーフを変化させ、自分の中で定着させる、という手法をとります。
この手法をABCモデル詳細は下記のBlogを参照ください。
まとめ
ABCモデルを実際やってみることで自分のビリーフ(信念)に反論し、「いやな自分」を自分自身で変える事ができます。
また、本サイトのBlogにはABCモデルを利用した多くの事例が掲載されています。
ご自身のケースに応じたBlog内のカウンセリングを参照しながらABCモデルを活用
して「いやな自分」を変えていきましょう!