仕事で自己成長を求めるのはナンセンス 仕事でコーチとかセラピストとかの世話にはなるな!
仕事で自己成長する事が暗に求められていませんか?
本当に仕事で自己成長する事って必要なのでしょうか?
そんなあなたに言いたい!
仕事で自己成長を求めるのはナンセンスです。
仕事でコーチとかセラピストとかの世話になる必要もありません。
どうしてそう言えるのか?
そしてどうしたら仕事でコーチにもセラピストにも頼らないように
なれるのかをお教えします。
Table of Contents
現代は加速化社会 そこでは自己成長が必須スキル
現代は加速化社会。
何から何まで「早く、早く」とせかされる社会です。
食べ物・ファッションから健康法、経営手法からマネジメント方法まで。
ブームは次々やってきては去っていきます。
ブームはとっくに去りましたが「学習する組織」とやらも流行りましたね。
「学習する組織」なんて昨今聞かれなくなりましたが、「学習する組織」が
流行ってから今まで変わらず残っているものがあります。
それは組織は常に変化し続けることが善である、という考えです。
そして、組織を構成する個人もまた常に環境に柔軟に適応する事が求められるのです。
急速に環境が変化しする社会では、昨日学んだ知識は今日使えなくなってしまう。
したがって個人は必死に情報を収集し、常に高速にスキルアップをし続ける必要があるのです。
そう、我々個人は一生涯、高速に学習しつづける事を求められるのです。
さらに現代の「学習する組織」ではフラットな構造の中で権限が委譲され、
仕事とプライベートの境目がなく、ボスからの指示もほとんどない。
したがって、仕事上の成長に必要な学びは自分で判断し、自己責任で実施する必要もあるのです。
なんと大変な世の中でしょう。
当然成長できる、できないは個人の努力次第。誰も助けてくれません。
そこで皆、必死に自己責任で成長する事に躍起になるのです。
それが仕事の中で自分のプレゼンスを確立できる唯一の方法なのですから。
当然、ペースについていけずにメンタルや身体に不調をきたす人もでてきます。
そんな時に現れるのが、コーチであったり、セラピスト等の対人支援者。
コーチに相談すると
「不調は気のせい。あなたがやる気になればできるはず」と攻め立てます。
他方セラピストに相談すると
「そんな無理する必要はありません。あなたらしく生きればよいのです」
と全く逆の答えが返ってくる。
はてさて。
一体私達はコーチとセラピスト、どちらの話を聞けばよいのでしょうか?
それともそもそも自分の努力不足が原因なのでしょうか?
仕事で自己成長できないのは落ちこぼれ
いつの間にやら、
仕事で成長する事=個人が努力した証
と考えられるようになったこの世の中。
変じゃありませんか。
仕事を通して超高速で自己責任で成長を求められ、超高速のペースについていけず
成長できなくなったものは落ちこぼれ。
落ちこぼれたくなかったら、さっさとコーチングがセラピストにお世話になれ!
これって本当に良い事なんでしょうか?
仕事を通して自己成長とは必要な事なのか?
ここでちょっと冷静に考えてみましょう。
仕事を通して自己成長が必要なのでしょうか?
そもそも仕事って自己成長のためにやっているのでしょうか?
自己成長した先にあるのは何なのでしょうか?
私は
仕事はそもそも、自分が価値ある人生を送るための手段であり、
目的ではないと考えます。
もしあなたが仕事で成功する事、あるいは仕事を通して成長するという事に
最上の価値を感じているなら、仕事を自己成長の手段と考え、大いに自己成長に
励むべきです。
しかし、家族に一緒に楽しい時間を過ごす時間に価値を置いているのであれば
仕事上での自己成長に時間をかけすぎるにはよくありません。
仕事は家族と楽しく過ごすために必要なお金を得る手段として考え、
自己成長は二の次とするのです。
もう一度言います。
決して仕事自体は目的にしないでください、と。
仕事自体を目的にした時点で、コーチやセラピストのお世話になる可能性が高まります。
コーチやセラピストの存在を否定するわけではありませんが、仕事ごときでコーチや
セラピストを雇う費用をかけるのはもったいない。
もっと有意義な事に費用はつかいましょう。
仕事を人生の目的にしないために
仕事を人生の目的にしない、
そのことで仕事上での自己成長に完全に「No」と言えるはずです。
しかし、ぼーっといると社会はあらゆる手を使って仕事を人生の目的と錯覚させようと
してきます。
その時大事になってくるのが先ほどお話した、自分が何を重要に考えているかという「価値」。
これをしっかり考えておくことで仕事は人生の目的にはなりません。
自身の「価値」をどのように構築していくかはこちらのブログを参照ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
仕事はあくまで人生を豊かに生きるために手段でしかないのです。
手段なのにいつの間にやら目的化して、仕事上での自己成長に汲々としていると
感じたら是非一度立ち止まってこのブログを読み直してください。